本当に役に立つ本は文字が小さくて退屈で眠くなる本
ついさっき庶民の御用達!その名も熱烈中華食堂・日高屋に行ってきた。私の横には若いサラリーマン、前方には若い女性が座っていた。2人ともスマホでゲームをしていた。後ろに座っているボロボロでシワシワの老人は新聞を読んでいた。隣の席のサラリーマンが席を立ち、代わりに新しい女が座った。冷たい目をした女だった。その女もスマホでずーとゲームをしていた。みんなゲームに夢中だった。他の席も見てみたが、ザ・低所得者という空気が漂っていた。老人は新聞、若者はスマホでゲーム。これが日本人の退屈を紛らわすときにする行動の縮図ではないか、と、そう思った。
本は娯楽のひとつ
私はブックオフで税込108円の本を買ってきては、家で読んで暇を潰している。ゲームや映画や動画を観る手もあるが、それよりも本を読んでいる。別に本を読んだからって賢くなるわけでも、偉くなれるわけでも、お金が稼げるわけでもない。ただ暇を持て余しているから読んでいるだけだ。ただこうしてブログを書くときに自分の感情や思ったことを文字化するのには役立っている。それだけのこと。
ビジネス本や自己啓発本を読んでもお金は稼げない
ビジネス書や自己啓発本を読んでいるときは、さも自分の人間としてのランクがアップしたかのような錯覚をする。例えば「7つの習慣」「人を動かす」等に代表される自己啓発本は、読んで数か月すると内容をきれいさっぱり忘れている。つまり読んだ時がピークで読み終わればいつしか風化しているのだ。ドラッカーもその類だが、まだマシなような気もする。でもだからといって貧乏では役に立っていないのと同義なのだ。結局、ビジネス書をいくら読んでもお金を稼げることとは直結はしない。お金集めが上手くなるわけではないし、銀行口座の預金額が増えるわけでもない。
本当に役に立つ本は文字が小さくて退屈で眠くなる本
本当に役に立つ本ってなんだろう?最近では見出しを大きくしたり、派手にしたりして、一見、読みやすそうなフンイキを出している本が多い。しかし残念ながらそれらの本は糞の役にも立たない。トイレットペーパーの代わりにもならない。肛門が荒れてしまう。
本当に役に立つことが書いてある本は、文字が小さくて退屈なものだ。文字を化粧で飾っていない本。つまり売れない本だ。売れる本というのは分かりやすくて面白い本。良薬は口に苦しで、本当に効く薬は苦くてまずい。ベストセラーだけが良本なのではない。本当に役に立つ本というのは、売れなくて読まれなくて評価の対象にすらならない本だ。ビジネス書の書評を書く、いわゆる書籍ウォッチャーをウォッチャーする人を批判するウォッチャーもいるくらいなのだ。書籍ウォッチャー⇐ウォッチャー⇐ウォッチャーだ。
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