ハンドルを握ると鬼になり、助手席に座ると悪魔になる
窓から唾を吐き、タバコの灰を落とし、缶を投げ捨て、大音量で音楽を流し、前が遅ければ煽り、邪魔な車にはクラクションを鳴らす。私も若いころ、やったことがある。ただ私の場合、煽りとクラクションは性分に合ってないのか、ほとんどやらなかった。車間距離は人の3倍は取っていた。なぜなら車の運転が上手くなかったし、オカマを掘ってしまいそうになるからだ。とくに高速道路上では、常に200m以上は空けていた。そのお陰か、運よく大事故をしないで今こうして生きている。
助手席に座ると悪魔になる
私はお店の従業員兼送りドライバーをしていたことがある。帰りにホステスさんを車で送っていると、ゴミやタバコの吸い殻を適当に捨てていく人が結構いた。それくらいならまだいい。助手席に座って仕事や彼氏の愚痴を言う人もいた。
だが、それよりも悪魔というか、ひとでなしだと思ったのは、深夜の八王子の交差点で不良少年たちの乗ったワゴンに絡まれたときだ。コンビニで最後に下ろした男性従業員がさっさと降りて行ってしまったことだ。前方に止まり、バックしてきて距離を詰められているのに、無情にも彼は「あと、大丈夫だよね?」とだけ言い残し、去って行った。私は覚悟を決めた。来るならコイ。だけど、どうするか?
結果的にはコンビニに入って行った、その男性従業員を見た不良たちは、助けを呼びに行ったと勘違いして絡んでこなかった。彼は悪魔だったのか、それとも救世主だったのか?
ハンドルを握ると鬼になる
車のハンドルを握ると変わる人はいる。男女問わずいる。それを自覚している人もいる。私の経験として、一番の鬼は暴言だと思う。窓からゴミやたばこを投げ捨てるのは、まだ許せる。嫌なら見なければいいし、注意することも簡単だ。しかし運転中の暴言は、注意すると互いに喧嘩になってしまうこともある。さすがにクラクション鳴らしまくり、煽りまくりではないが、暴言を吐く女はいた。「クソ!」とか「死ね!」とかではなく、ちょっとした舌打ちや文句を言う女だ。彼女は自分でも自覚していて「ワタシ、運転すると気性が荒くなるの」と自分で言っていた。
そう言いながらも、一番の鬼はウチの父親だった。クラクション、煽り、などの攻撃性の高い、ケンカ運転をするのは、やっぱり男性の方が圧倒的に多い。
まとめ
乗車中の男女別事故死者数を見ても、男性が女性よりも事故を起こしたり、事故に巻き込まれていることがわかる。人数に2倍~3倍の開きがある。
「男は黙って安全運転。女は鬼鬼鬼鬼鬼で悪魔で強すぎる」
ドライブは安全でワイワイ楽しい方がイイ。
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