異性にモテるコツは待つこと
あなたは異性にモテたいと思ったことがあるか。異性でなしに同性でもいい。犬や猫、ペットでもいい。モテたいと思うのは人間の本能だ。モテるとは好かれることだ。私はこの「モテ」に関してある一つの結論に達した。
野良猫にモテるコツ
私は普段、近所にいる地域猫、いわゆる野良猫と遊んでいる。遊ぶと言っても、少しだけキャットフードをあげたり、しゃべりかけたり、撫でたりするだけ。その野良猫をよくよく観察していると、どうやら好きな人間と嫌いな人間がいることがわかった。というのも、ある婆さんが「かわいいねー」と言いながら、いきなり猫の頭を撫でた。猫は「ニャー」と低く鳴き、その手を噛もうとしたのだ。私には噛むフリをしたように見えた。婆さんはびっくりしてすぐ帰って行った。
ネットで調べるとわかることだが、猫はいきなり触られると嫌がる動物なのだ。猫に好かれるためには、猫と少し距離を置いた位置にいて、静かにして待っていること。(私の場合、話しかけたりもしている)すると猫が向こうからこっちに寄ってくるようになる。つまり猫に好かれるためには「待つ」ことが好かれるコツだと言える。
この待つテクニックとエサを合わせれば完璧だ。人間でも動物でも美味しい食べ物をくれる人間はモテるからだ。
女性にモテるコツ
猫にモテるコツを理解して、体感的にもつかめたら、次は異性にモテる方向へとシフトチェンジすればいい。食事やデートに誘うにもそれなりにテクニックが必要になるが、そこは各自の経験でカバーしてほしい。何とかデートまでこぎつけたらエッチをするまでガンバることが大切だ。最低限1~2回はエッチをしておくこと。一度やってしまえば、落ち着いて物事を考えられるのが男という生き物だ。それにプラトニックでは込み入った話もできないし、二人の関係もいつまで経っても深まらない。とにかく最低一回はやること。一度やっておけば、以降は別にエッチをしなくてもいい。相手から求められればする構えで十分だ。
実際問題、やってみないと男女は分からない。と、ここからが本題。男女の仲は一度だけのアバンチュールで終わってしまうパターンが非常に多い。これを回避するための方法。ここでやっと「待つ」テクニックの本領が発揮される。異性に対して待つというのは、できるだけこちらから連絡をしないということだ。具体的に連絡は月1で、月に1度も連絡せず、でもいい。基本は相手からの連絡を待つスタンスだ。ここで待てずにマメな男がモテるとばかり、毎日連絡してしまう男が多い。毎日じゃなくても、好きな異性には次から次へとアクションを起こしたくなるのが人情だ。しかし、何度も言うが待つことによって、モテは自然をこちら側に寄ってくる。先に話した野良猫を思い出してほしい。猫とビューティフルガールは、大体同じ思考回路で動いている。これを忘れるな。
モテようと思うからモテない
なぜこれほどまで熱く語るのかと言うと、それもそのはず、待てないのは私自身だからだ。30代も後半になってやっとこさ、モテるコツを近所の野良猫から学び、あとは実践あるのみの段階まで来た。この「待ち」のテクニックが生かされる日は来るのだろうか。モテようと思うからモテないのであって、異性からモテようと思えば、待つのだ。地蔵のように相手がお供え物を持って来るまで待つ。ひたすら待つ。
だたひとつ言えるのは、もう待ちくたびれたのだ。もうすぐ寒い冬が来る。どうやら今年はきついウインターミュートになりそうだ。どこかでホワイトノイズが聞こえる。幻聴だろうか。
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