無職、面接へゆく

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スーツを着て、ネクタイを締め、革靴を履いて、向かったの先は面接場所。家から近いので電車チンをケチって徒歩で行った。面接は終始、和やかに短時間で終了。合否の結果は今週末まで待てとのこと。今日が水曜日、あと木、金、土、日、4日もある。これで不採用だったら、どうしよう。

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無職、面接へゆく

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人生で何度、面接を受けて来たことか。私はもう面接のプロではないか。弘法にも筆の誤りで、今朝、家を出るとき、持ち物の最終チェックをした。万が一にも忘れ物がないかを。その万が一あった。履歴書に顔写真を貼るのを忘れていたのだ。危ない、危ない。急いで出かける前に顔写真を糊ではっつけた。急いでいたから貼り方が少しだけ斜めった。しかも慌ててハサミで切ったから写真を真っ直ぐに切れなかった。だが、致し方無い。そのままエイヤっと貼りつけた。まさか、履歴書に貼りつけた顔写真が少し曲がっているからって、不採用になんてならないよね。まさかね。

 

さて、そんなこんなで、面接予定時刻の10分前に無事到着。外が寒いので少し早いけど会社に突撃。小奇麗な個室に通された。若い穏やかな青年が面接官だった。適当にしゃべって、浜田スマイルをこれでもか、これでもかと、お見舞いしてやった。合否は社長と相談の上、週末までに連絡するとのこと。「えっ、まだ待つんですか!私にはもう待っている余裕がないのです(金銭的に)。一刻も早く、合否を教えてください」と、喉まで出かかった言葉を、寸でのところで飲み込んだ。満面の笑みで「ハイ、わかりました」と言っておいた。きつい。正直きつい。でもしょうがない。会社だって優秀な人材を採用したいのだ。私のような30代後半、スキル不足、能力不足、愛情不足では厳しい。それは理解できる。

 

最後の質問で、給料システムについて聞いておいた。答えは月末締めの10日払いとのこと。ご相談あれば、バンスも可能らしい。よしよし。ならば、最悪に事態は免れる。給料日前にオケラになるという最悪の顛末が。よしよし。しかし面接官が途中でボソッと言った言葉が気になっている。それは「22時に上がれることは少ないんですけどね~」ってやつだ。まさかのまさか。長時間労働ってやつか。それとも残業時間がハンパなく多いとか?帰れない系?そういうオチなの?やめてくれよ。わかった、もういい。連絡が来るまで待つしかないから、とりあえず待つよ。本当は今すぐに銀行強盗をしなければならないんだけど、やめておく。そんなことをしても意味がないからね。お金がないからって犯罪を犯すことだけはやめないといけない。だから待つ。私は待つ。今んとこ。

 

 

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こうならないことを祈るのみだ。