世の中で起こっていることの大半はどうでもいいこと
今日は久しぶりにモーガン・フリーマンの「時空を超えて」を見た。タイトルは「私たちが存在する理由は何か?」だった。番組では物理学者や遺伝子学者が登場して人間の存在理由を語っていた。いつもの調子で。内容をまとめると「人間は情報を伝達するために存在している」らしい。それとこのままテクノロジーが進めば、情報を伝えるのは人間ではなくなり、人間はいずれ必要なくなるようだと。しかし私が思ったのは、この番組を見てこの情報を知ったからと言って、私の生活に変化はなく、収入が増えるわけでも、結婚できるわけでもないということだ。まったくもって無駄な知識と言わざるを得ない。
世の中で起こっていることの大半はどうでもいいこと
科学者たちは人間の存在理由を調べることで給料をもらっている。だけど、私は科学者ではないので、人間の存在理由を知ったとしても給料はもらえない。もちろん独自に調べても給料は発生しない。この他にも同じようなことは山ほどある。
ネットやテレビを見れば、情報の嵐。テレビは同じ内容の天気予報を何度も放送している。ヤフーを見れば、今日もどこどこで誰々が亡くなったとか、事件で容疑者を逮捕したとか、タレントの誰々が不倫したとか、不正があったとか、新発売とか、当たり前なんだけど基本的に自分とは関係のないニュースばかり。それを知ったところで何だというんだ。
そんなに文句を言うなら見なければいいんだけどね。で、最近、仕事を始めたせいか、以前よりはネットもテレビも見なくなった。もちろんSNSも。ブログも。でもそうすることで何か生活に劇的な変化があったかといえば、何もない。「今どきネットも観ないんですか??かっこいいですねー♡好きです♡」なんていう出会いもない。強いて言うならネットゲームを始めたことくらいだ。30代後半、ネットゲームにハマる。いいじゃないか、廃人まっしぐらといった感じだ。これでアイドルオタクの追っかけにでもなれば、私の人生の春は終わる。あとは滅びるのみだ。しかし、私はまだ食い止まりたい。世の中で起きているどうでもいいことを知る暇もないほどに、愛し愛されたいのだ。これは私のわがままだ。今日、誰が死のうが、誰が逮捕されようが、知ったこっちゃない。そんなことを私が知って、心配したところで、誰一人助けることなど私にはできないじゃないか。だったら最初からそんな情報は知らない方がいい。
私はこれから出会うであろう、あなたのことが知りたいのだ。あなたについてだけ知りたいんだ。そのあなたが誰なのかは知らないけどね。本当に出会うのかすら、知らないけどね。でも私はあきらめない。この世界のどこかにいると信じよう。まだ見ぬ、あなたが。そしてもしかして幸運にも出会ったなら、私の存在理由を、その時、考えてみたい。と思った。
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「時間、空間、そして生命…」っていうナレーションが印象に残ります。僕もたまに見ます。内容によってはサッパリ頭に入ってこないというか、記憶に残らない回も多々あります。特に宇宙絡み。
ただ、あのモーガン・フリーマンのナレーションを含んだ番組そのものの魅力がありますので、内容は度外視して、ほぼほぼプロモーションビデオみたいな感じで見てます。
ニュースでは有名人の誰々が交通事故を起こした、っていうあのニュースは全くもっていらんですね。どこにニーズがあるのか?
確かにそのナレーションは頭に残りますね。モーガン・フリーマンの魅力もありますし。宇宙絡みの時は結局わからないって感じで終わりますからね。宇宙人いるなら見せてよ!って思います。いるなら死ぬ前に見てみたいんですけどね。
宇宙人を見たら、その時点で死にそうです。ショックかあるいは殺されるか…
ETみたいなカワイイ奴ならいいんですが。
殺されたら怖いですね。でも案外、かわいい奴らなんじゃないでしょうか。宇宙人って。怒ると膨らむ的な。