来月からバイトの時給が1200円になる
ここ最近「死にてー」という独り言が多くなってきた。その怨念が通じたのか、おととい、社長から言われた。「浜田君、来月は時給1200円で」と。正直、うれしい。時給1000円からの200円アップ!小躍りしたい気持ちを抑え、帰宅してから冷静に計算してみた。なるほど、月給が27000円増えるようだ。
来月からバイトの時給が1200円になる
今の私にとって27000円は大金だ。でも来月からなので2ヵ月後になる。遠い。今すぐに27000円欲しい。コンビニ強盗してもいいから27000円欲しい。でも私は大人だ。強盗はしない。なぜなら死刑になりたくないからだ。怖いんだ。死ぬのが。毎日、死にてーと思いながら、ホントは死ぬのが怖いんだ。ビビッているんだ。おしっこ漏らしてるんだ。漏らしたおしっこを飲みながら、おしっこを漏らしてるんだ。体内でおしっこを循環させてるんだ。そのくらい怖いんだ。死ぬのが。
私は正直、バイトを辞めたい。でも生活のためには働く以外に道はない。私の知力がハーバード並みで、シリコンバレー並みのビジネススキルとアイデアを持っていれば、シコシコ、アルバイトなどしていない。私は、知力、体力、財力のどれ一つも有していない。なのでバイトをしているのだ。わかり切ったこと。時給が1200円になったからって、幸せになれるわけではない。幸せは常に自分自身の心持ちで決まるのだ。私はドストエフスキーの小説のセリフで「人間が不幸なのは、ただ自分の幸福なことを知らないからです。それだけのこと、断じてそれだけです、断じて!それを自覚した者は、すぐ幸福になる、一瞬の間に」というのは本当かどうか、何度も何度も繰り返し考えている。そして思った。セックスがしたい。やはり、ドエムシコシコスキーの書いた小説より、生身の女を抱きたいと思った。
このまま行けば月給が27000円増える。その増えた給料の分で女を抱けばいいのだ。よし!と、気合を入れる。まだもう少し生きてみよう。死ぬのはそれからで十分だ。よし、27000円で援助交際だ。しかし、待て。冷静になれ。今どき援助交際なんてやっている女はヤバいんじゃないか?いろいろと。止めよう。援助交際は止めよう。性病になる。冷静になれ。ここでアップした給料を有意義に使えるかどうかで、私の将来(未来)が変わってくるはずだ。失敗は許されない。愛人はどうか?月々3万円で愛人になってくれる人を募集すればいいのでは?いや、それもダメだ。愛人は愛の無い女じゃなければ成立しないからだ。私は母性に飢えているんだ。そんな肉体関係だけの間柄では精神的な満足は得られない。もう一度、読み直すんだ。ドスケベシャブルスキーを、罪と罰を。神様、私が生きていることは罪なのでしょうか?これまでの行いから罰を受けるべきなのでしょうか?私は不幸なのですか?それとも幸福なのですか?教えてください。一瞬の間に幸福になるってことの意味を。
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ドストエフスキーの虐げられた人々のネリーちゃんかわいいですよ
それでもシャブルスキー的愛読者なんでしょうけど