タクシー業界は先がないのにタクシー業界で働こうとする友人と痴話喧嘩になった
飲み友達のM井さんとは、かれこれ音信不通も挟みながら、10年来の飲み友達。そのM井さんが先月からタクシー(詳しく言うとハイヤー)業界で働いていると言った。働いているといっても、その実、まだ研修期間中で2種免許取得に至っていない状態。今は1次試験が通り、2次試験(東京都内の地理試験)に向けて勉強している真っ最中だ。
タクシー業界は先がないのにタクシー業界で働こうとする友人と痴話喧嘩になった
電話で3時間近く話した。両者とも、酒を飲みながらの攻防戦はいつもながら白熱する。焼酎水割りを握る手と、熱を帯びた六畳間。深夜にも拘わらず、隣人にも丸聞こえの声量を出す。「話はわかりました。しけし!タクシー業界ってこれから自動運転で無くなる斜陽産業の筆頭じゃないんですか?」と私。するとM井さんもヒートアップ!「これからの時代、AIにできない、人にしかできない仕事が残って行くはず。必ずしも自動運転でタクシー業界も全員が全員淘汰されるわけじゃないから」とM井さん。二人とも未来の話をしているので結論は出ず。
ただ話を聞くにタクシーもハイヤーも深夜までの長時間労働。2勤1休制。月給25マンくらい。しかも2種免許を取得するのが思った以上にハードなのだ。M井さん曰く、東京都内の道路すべてを覚えて、目的地までの最短ルートを瞬時に弾き出さなければ、試験は通らないと言う。あとは運次第。その前の1次試験は答えを事前に教えてくれる専門の塾があるので、そこにいくらか払って教えてもらえば大丈夫だと言う。実際にM井さんも、その塾で教えてもらって1次試験を通過したのだとか。その塾には芸能人のサインがたくさん飾ってあったと言っていた。理由は普通免許を取得するときに芸能人もその塾に通ったのだ。塾の腕前は確かなようでM井さんも1発で受かった。曰く、塾がなかったら無理だったとM井さん。だけど2次試験にはそのような裏ワザは使えず、通りの名前を覚えるだけで精一杯なのだ。もし受からずに途中で会社を辞めたい場合は、試験代など会社から立替を行った分を会社に返金しないといけないシステムらしい。まさに辞めても地獄、辞めなくても地獄なのだ。
話の最後に「がんばってください応援してます」と言って電話を切った。M井さんは「できるだけ人とコミュニケーションを取らなくていいからハイヤーを選んだ」と言っていた。だけどハイヤーの運転手になるまでに、タクシー運転手を数ヶ月こなさなければならず、短気なM井さんは確実に客とトラブルになり、客を殺してしまうんじゃないかと危惧している。M井さんは身長190以上の体躯、筋肉質でオールバック。よく私と一緒に池袋、新宿、渋谷、高田馬場、中野界隈を飲み歩くけど、誰も絡んで来ない。まーもし絡まれたら私がしこって許してもらうけどね。最後にM井さんも独身でお相手を探しているので、ぜひともという方がいましたらご連絡ください。タイプはEカップ以上、身長高め、おっぱい大好きです。これじゃ理想が高くて結婚できますん。あべし!
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