お金の奪い合いはもうそろそろやめにしませんか?
人間は醜いね。そう感じるのは私の現在の底辺生活が不幸せだからではない。
お金の奪い合いはもうそろそろやめにしませんか?
日本が資本主義国家である以上、お金からは逃れられない。ことも理解している上で言いたいのは、他人よりも良い生活がしたいからとか、そういう人が多すぎるんじゃないかと思うからだ。ただ単に他人よりも運が良いだけなのに、偉そうにしている。私など、他人よりも多少カッコイイから、どうしても少しだけモテたりもする。そんな私が満を持して言いたいのは、お金の奪い合いではなしに、もっと精神的な豊かさを基準とした国家を作って行くことが、本来の人間の望ましい生活になるのではないかと言いたいのだ。
モテるモテないも、一つの妄想に過ぎない。お金も仮想に過ぎない。シャブ中は覚醒剤欲しさに大枚をはたき、泥棒はお金欲しさに強盗する。私はいやらしいお店でバイトする。ブロガーはお金欲しさに記事を書き、小説家も日銭欲しさにつまらない物語を書く。絵描きだってそうだし、芸能界などその最たるものだ。私はもしもこの世界にお金がなかったら、などというバカげた空想じみた退屈な話がしたいわけではない。何が言いたいのかと言うと、お金集めをやめませんか?と言いたいのだ。弱肉強食、他人の不幸の上に自分の幸福があると、本当にお考えでしょうか?なぜ人は主に男が不倫するのか?真剣に考えたことありますか?不倫する理由は簡単。浮気する理由も簡単。金銭的余裕と時間的余裕、すなわち、お金があって暇だからするんだってこと。女の皆さん、もしも本気で不倫を無くしたいならお金という錯覚を無くしたらいい。男の皆さん、もしも本気で不倫をやめたかったら、女という錯覚を無くしたらいい。
お金を奪い合う資本主義ではなく、もっと建設的で未来的な主義はないものだろうか。世界中の人々が真に幸福感を得られることはないのだろうか。片方ではうまい肉を食い、片方では残飯をあさる、これが本来の人間の姿なのだろうか。私は今日も職場へと向かう早朝、いつもの駐車場わきにいつもの乞食が寝ているのを横目で見ながらそんなことを考えた。資本主義の完全なる敗北者は乞食なのか、はたまた金持ちなのか。私にはいったいどっちが本当の勝者なのかわからない。なぜならその乞食の寝顔が実に幸せそうだったからだ。
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