39歳の結婚できない友人と話してわかったこと
先日、タクシー会社に就職が決まった友人と話した。この友人とは10年来の飲み友達。結婚願望があって10年前から結婚したいと言ってはいるものの、結婚できないで今日まで生きている。
39歳の結婚できない友人と話してわかったこと
話していて改めてわかったことがある。なぜ彼が結婚できないのか、ということに。彼と私は10年間で計50回くらい飲みに行った。それを総括して考えるに、彼が結婚できない理由は単純に彼がつまらないからではないか?と思うに至った。彼の年収は仕事をやったり辞めたりしながら、大体300万円~400万円を行ったり来たりしている。見た目はそれほど悪くはない。のに結婚できないのはどうしてだろうと考えた。私は彼と主に飲み屋などで女性を介して一緒に飲むこともあった。そのときの様子を思い出すに、と思ったけど、私も相当飲んでいたので記憶が曖昧。思い出せるのは居酒屋で私と飲むときによく彼が言っていたこと。それは「俺は話し上手じゃなくて聞き上手なんだ」というセリフ。本人も自分が楽しい会話をするのが苦手だったり、面白い話題を豊富に持っていないことを自覚している。自分から進んで相手を笑わせようとはしない性格。ギャグを言ったりもしない。一度、渋谷の相席屋で20代後半の女性たちと一緒に飲んだときも、ほとんど女性たちか、私がしゃべっていたし。口下手なのは単なるおしゃべり男よりも断然良いんだけど、やっぱり一緒にいて笑いがないってのはきつい。彼は無口なわけではない。話は好きな方。だけどつまらない。ただここ最近、私も「面白さ」について、自分自身の迷走している現状を顧みると、私も彼と同類項なのではないか?と、感じてきた。よく友人は自分の合わせ鏡と言われる。つまり彼の話がつまらないと言っている張本人が一番つまらないってこと。つまり面白くない30代のおっさん二人が話しているだけの図。しかもモテない。金ない。結婚できない。の三重苦。つまり今すぐに死んだ方がマシ。なのはわかっているけど死ねないから困っている。大した稼ぎも無い。カッコよくもない。そんな生産性のないおっさんは死んだら?ということだ。彼は私と会うたんびに「死にて―」「仕事きついー」「金欲しいー」「結婚してー」「子供ほしー」「それを他人に自慢してー」という話題を繰り出す。私も負けじと「趣味を見つけてー」「結婚しないでも人生楽しむ方法を考えてー」と言う。結果的には「生きてりゃいつか良いこともあるさ」で〆る。いつかできるさ結婚なんて。そんな彼とは最後に飲んだ近所の焼き鳥で会計をワリカンにするのか、どっちが払うのかで、口喧嘩、口論となった。器が小さいのは俺だお前だと言い争い。…もうこんな二人は千の風になってしまえってか?
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