凄いデブの大量リストラがついに始まった
血も涙もない大量リストラ。私のバイトするお店では、来月からのリニューアルオープンに向けて、凄いデブの壮絶な首切りがついに始まった。
凄いデブの大量リストラがついに始まった
お店には4名の凄いデブがいる。その凄いデブをすべてリストラし、新たにお店をリニューアルするのだ。しかし話はそう簡単には運ばない。「辞めてください」この一言でバシッと辞めさせられるほど、業界は甘くない。なぜなら、下手に首を切ると逆恨みされたり、女性によっては喚いたり、暴力的になったりするからだ。怒り狂ったデブほど恐ろしいものはない。男性従業員だと、理屈で説明すれば黙って辞めてくれるのに対して、女性は感情的になるから質が悪い。ではどうするのか?方向性としては、女性の側から辞めたくなるように仕向けるのだ。今回、リストラ候補の筆頭に名前が上がった、凄いデブの4名は他店舗へ強制移動となった。もし仮にここで移動したくないと女性が物申したら、そこですかさず、「会社の方針なので移動できないのなら辞めていただくしかない」と自然に言えばいいので好都合。会社の方針なのでと言えば、店長の責任ではないから誰も悪者にならなくて済む。ちなみに4名の凄いデブは移動することになり、2名はもうすでに出勤していない。もう1名はお店の制服が入らず、店長が頭を抱えていた。前の店では男物のワイシャツを着ていた彼女は、移動してきた新しい店舗で男物のワイシャツが無い事に腹を立て、「週4日は出勤しないと生活ができないんです!」と、怒り狂っていたという。その後は不明。もはや最後の4人目に至っては、時給も極限まで下げられ、1日働いて1万円~良くて1万5千円にしかなっていないはず。彼女としても辞めた方がいいのは理解できても、他に高時給で雇ってくれる店がないため、仕方ないとあきらめているのかもしれない。
今日、4名の凄いデブを他店舗に完全移送させた店長がボヤいていた。「なぜ彼女たちは太っているんだ。痩せてから面接に来て欲しいよ」と。
「デブが先か、ブスが先か」。彼女たちはデブだからブスになってしまったのか?それともブスだからデブになってしまったのか?答えの出ない哲学的問答。そもそもなぜデブは存在しているのか?存在しうるのか?初めてデブを産んだデブ以外の1個体(またはそのデブの父親を含む2個体)がデブの存在を規定したと言えるのか?私は今回の大量リストラでそんなことを考えさせられた。リストラって本当に血も涙もないな。と考えながら、私が今日のランチのねぎ塩ブタカルビ丼を大盛にしたのは、私からの彼女たちへのせめてもの償い、贖罪であると思うことにしている。
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