沖縄の工場、時給780円のバイトに応募者殺到で私は面接に落ちた

2019年8月9日

私は先週、面接に行ってきた。

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沖縄の工場、時給780円のバイトに応募者殺到で私は面接に落ちた

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面接を担当していた社長がとても良い感じのおじいさんだった。電話で結果を教えてくれた際には、聞いてもいないのにわざわざ「1人しか取れないのに10人もの応募があった」と言っていた。倍率が激しい。時給は沖縄の最低賃金780円。なのにどうしてそんなにも多数の応募があったのか。答えはこうだ。9時から15時半までの6.5時間勤務。土日祝休み。休憩1時間。工場なのでもちろん冷房完備。月に手取り7万円ほど。面接時に社長が言っていたことで印象に残っているのは「15時くらいで終わって土日祝休みの仕事がこのへんにはないからね」という言葉だ。つまりみんな仕事が楽そうならたとえ時給が最低賃金780円でも全然OKなのだ。私も御多分に漏れず全然OKだったけど、見事に落ちてしまったというわけだ。

あとがき、そして私は面接に落ちた

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人生で何度目になるのか。もう数え切れないほどの面接に行ってきた。私くらいの面接の達人クラスになると下手な面接官よりも面接慣れしているため知らず知らずのうちに横柄な態度を取ってしまい、その結果、面接に落ち、バイトにすら有りつけないことがある。面接時は常時、謙虚な態度で臨まなければならない。しかし謙虚に謙虚にと思うがあまり、逆に委縮しすぎてしまい、米つきバッタのようにへーこらしてしまっているのでは、困ったことにやはり面接に落ちてバイトにすら有りつけないのだ。人相が悪いと笑顔が引きつり、面接官の退屈で平凡でありきたりな質問に辟易とした私の気持ちが顔に出てしまい、結果、今こうしてフリーランスと言いながら不安定で月に1万円も稼げない、限りなく無職に近いセンチメンタルでメランコリーな自分がいるのだ。しかし日々、暇を持て余している私は、無職という社会一般にはまるで犯罪者予備軍であるかのようなイメージを払拭するため、免罪符代わりにプログラミングの本のページを繰りながらキーボード入力をしている。それは私が中学生時代に将棋のプロもしくは麻雀プロもしくは不良少年に憧れたあの頃のような青春時代を思い起こさせる感じもする。あのとき、達成されなかったジレンマが私を突き動かしているような気がする。

その後、実はもう1件、私は面接に落ちた

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実をいうと工場の他にもう1軒面接を受けた。このバイトは週4日で品物をスクーターで注文のあった店に運ぶ仕事だった。私は面接時に自分から辞退を申し入れた。理由は土地勘のない場所でやるには厳しいバイトだと思ったからと交通費が出ないことと面接官の中年女性がどうも私を雇いたくないと思っているのではないかと、そう感じたからだ。なぜそう感じたのか、理由は説明しづらい。けれど恐らく、あの中年女性の面接官は私を雇いたくないと思っていたに違いないと思うのだ。