首都直下地震はいつ起こる?東京防災の地震対策で2次災害を防げ!
東京、神奈川、埼玉、栃木、茨木、千葉と関東地域で起こる首都直下地震。
これから30年以内に起きる確率は、70%。
そうです、地震は必ず起きるんです。
その被害は、想像をこえるものなるのではないでしょうか。
今回は東京防災による地震対策や2次災害について、どのように行動すれば良いのか、災害時の心構えについて見ていきたいと思います。
自分の身は自分で守るという意識で来たる地震に備えることは、もはや常識になっています。
その被害想定ですが、内閣府による防災情報のページの首都直下地震の被害想定と対策について、詳しく書かれてありましたので記載しておきます。
首都直下地震の被害想定
【揺れによる全壊家屋:約 175,000 棟】【建物倒壊による死者:最大 約 11,000 人】
【揺れによる建物被害に伴う要救助者:最大 約 72,000 人】
【地震火災による焼失: 最大 約 412,000 棟、 倒壊等と合わせ最大 約 610,000 棟】
【火災による死者: 最大 約 16,000 人、 建物倒壊等と合わせ最大 約 23,000 人】
参照:首都直下地震の被害想定と対策について – 防災情報のページ
地震が来たらまず、するべき4つのこと
1、屋内であれば、机の下に隠れるなど自分の身を守ることが大切。
屋外であっても同じく、比較的新しいビルの中に入って、看板やガラスなどの落下物から身を守る。
2、揺れが一旦収まったら次にするべきことは、スリッパを履くことだ。
足をケガしてしまうと非難することができない。それに治療をしてくれる病院は、ケガ人でいっぱいで足のけがくらいでは、すぐには診てくれないだろう。
3、出入り口を開けておく。
扉が建物の歪みによって、開かなくなり、閉じ込められて避難できなくなってしまう可能性があるため。
4、ブレーカーを落とす。
都心の2次災害でとくに注意したいのが、通電火災だ。
通電火災とは?
通電火災とは、「大震災等での停電後、停電から復旧したときに、通電したストーブから燃え広がるという火災」を言います。 原因はストーブだけでなく、銅線がむき出しになった家の配線から漏電して発生するケース等、様々なようです。
参照:阪神淡路大震災から学ぶ「通電火災」の怖さ 家庭でも簡単にできる防災|ねたこれ
この通電火災を防ぐためにも、ブレーカーを落としておくことは忘れないようにしましょう。
物に挟まれて身動きが取れない場合
もしも家具などに挟まれて身動きが取れなくなってしまった場合は、大声を出さずに、石などの硬いもので叩いて音を出しながら救助を待つことだ。
仮にガレキに挟まれた人を見つけた場合でも、その状態にもよると思うが、一人で無理に助けようとせず、助けを呼んで複数人で救助に当る方が良いだろう。
高層ビルの上で地震がきたらどこにいれば安全か?
オフィスは書棚やコピー機があって危険なので、すぐにエレベーターホールに向い、そこで待機しているのが安全だろう。
エレベーター内に閉じ込められてしまった場合
地震時にエレベーター内に閉じ込められると予想される人の数は、約17000人。
もしエレベーター内に閉じ込められてしまったら、インターホンを押して管制センターに連絡して、救助をひたすら待つしかない。
東京の一部の地下鉄では、エレベーター内に水などの防災グッズが備えられているので、もしもエレベーター内に閉じ込められてしまった場合でも、安心できそうだ。
地下にいるときに地震に遭遇してしまった場合
地下鉄、地下駐車場、地下街にいるときに地震がきてしまった時は、柱や壁のそばでじっとして揺れが収まるのを待つこと。
間違っても焦ってパニックになり、すぐに非常口に直行することないように。
地下は地上よりも揺れは少ないと言われているが、停電になったりして真っ暗闇の中、冷静ではいられないであろう。
それでも冷静に揺れが完全に収まってから、非常口に向かい、出口付近に人が密集しているなら、ひとまず待ち、人が少なくなってから脱出するのが吉ではないだろうか。
出入り口付近で、将棋倒しになることを避けたいからだ。
2次災害で危ないのは橋
都心部から郊外の自宅に帰る場合に必ず通るのが、橋だ。
この橋に大量の人が通ると、将棋倒しになったりすることがあって危険なため、帰宅を焦らず、会社や避難場所で1泊してから帰ることが望ましい。
近年の日本における地震被害
東日本大震災
直近の地震では主に宮城・福島・茨城・栃木を襲った、東日本大震災。
2011年3月11日に発生した、東日本大震災。テレビで一斉に放送され、津波による甚大な被害を出した。
2016年(平成28年)3月10日時点で、震災による死者・行方不明者は18,455人(震災関連死を除く)、建築物の全壊・半壊は合わせて400,326戸
熊本地震
2016年4月14日に発生した熊本地震。最大震度6強の地震が2回起き、幾度とない余震が熊本を中心に襲いました。
一連の地震で、倒壊した住宅の下敷きになったり土砂崩れに巻き込まれるなどして、熊本県で合計50人の死亡(直接死)が確認されている。また負傷者は熊本県・大分県内だけでなく、佐賀県、福岡県、宮崎県でも出た。
地震の後の備え
最低でも3日分の食料と水を確保しておくこと。
できれば1週間分あると、安心できる。
例えば家族4人であれば、水は2リットルを12本。
白米5キロ、レトルトご飯6個。
その他おかずも同量。
災害の避難時に役立つものとして、ビニール袋が役に立つようです。
服の中に入れると保温性が増し、体温が逃げないことや給水車による配水を一時的に入れておく容器にもなります。
他にも便利なものとして、乾電池や懐中電灯、カセットコンロは役にたつようです。
最後に、
自分の身は自分で守るを合言葉に、日ごろから地震や2次災害による火災などが起きた場合を想定して、それに備えることが重要ですね。
参考書籍:東京防災
参考サイト:防災ブック「東京防災」
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