なぜダウン症の人は幸せなのか?

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ダウン症の人で毎日幸せに思って暮らしている人の割合が90%以上。

ぼくとしてもこの結果には心底驚いた。なぜならダウン症の人を傍から見ていて、どうしても、こうはなりたくないなって思ってしまう自分がいるからだ。

 

ダウン症の人と健常者との違いは、染色体が1本多いか少ないかだけの違いだという。染色体が1本多い方がダウン症の人で、多いってことは、もしかしたら、劣っているのではなく、進んでいるのではないだろうか。

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なぜダウン症の人は幸せを感じるのか?

ぼくは健常者だと自分では思っていますが、他の人と比べると少し狂っているのかな?と思うところがあります。

 

そんな私も日々生きていて幸せを感じるかと問われたら、感じないと答えると思います。なのにどうしてダウン症の人は幸せを感じることができるんでしょうか?その答えは、以外にも身近なところにありました。

 

それは今日お昼休みにコンビニで立ち読みした、人間交差点のなかにありました。

幸せの答えはマンガ人間交差点にあった。

本の内容は、大学生の2人の男がいて、その二人が中年になって偶然再開するといった筋書きだった。達也は真面目に大学を卒業して外交官になった。結婚し子供もできて、「一見、幸せなそうな」家庭を築いた。もう片方の男(和也)は、女癖が悪く、大学時代に達也の彼女を奪ってしまう。そしていつの間にか大学を中退していた。

 

達也が外交官として海外に赴任した際に、そんな男(和也)に出会う。和也は、その異国の地で有名な存在になっていた。

 

達也は和也の取り計らいで仕事がうまく運び、よい結果を出すことに成功した。そして達也は、和也の家に行くことになる。その和也の奥さんが、達也が大学時代に付き合っていた(和也に奪われた)彼女だということを知る。

 

子だくさんで幸せそうな和也の家庭を見ていると、とても羨ましく感じてしまった。達也の家庭も同じように「幸せそう」な家庭だが、達也は仕事をしていても家族といても充実感が得られない日々を過ごしていた。

 

別れの日に、和也は達也に向けてこう尋ねた「お前今幸せか?」って。

続けて和也はこう言った

「俺はお前を見ているとお前が幸せだとはとても思えないんだ、なぜだかわかるか?」

「それは、お前(達也)は賢いから、未来のことを考えて生きている、俺は今しか見れないから、今を生きている」

 

「それがお前と俺との違いだ」

 

うまく本の内容を説明できなかったですが、言いたいことは、賢い人は将来や未来のことを考えて生きているのに対して、そうじゃない人は今だけ見て生きているんだってことです。

 

ダウン症の人も今を精いっぱい生きているからこそ、幸せを感じる度合いが強いのではないかと思います。(決してダウン症の人がバカだと言っているわけではありません。むしろその逆です)ダウン症の人やマンガ人間交差点に、どうやったら人は幸せに生きられるのか?の答えを教えられたような気がしました。

 

参照:ダウン症のある人「幸せに思う」90%以上(日本テレビ系(NNN))