柔道の大外刈りは危険!練習中に死亡事故多発の原因とは
画像参照:大外刈 – Wikipedia
参照:<柔道事故>練習で中学生重体 体格差69キロ 群馬・館林 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース
参照:119人目の犠牲者 福岡市立の中学校で柔道死亡事故 典型的な事例 指導内容の徹底した検証を(内田良) – 個人 – Yahoo!ニュース
ぼくは小中と柔道をしていたので、その危険性について知っているつもりでしたが、上の記事を読んでみると、こんなにも事故が多いのかと今更ながら驚きました。
とくに大外刈りです。
大外刈りは危険!
この技は、画像にあるように相手の足を払って投げる技です。
画像参照:完璧な大外刈り
この技は、初心者は習いません。
危険だからです。
だから小学生のぼくはこの技を相手に掛けたことも掛けられたこともありませんでした。
もちろん存在は知っていましたけど。
中学になって掛けたり掛けられたりしましたが、軽量級のぼくは、基本的に練習しないので、もっと体重の重い、重量級の人しかやらない技だといってもいいでしょう。
ぼくは過去に一度、中学のときの大会でこの大外刈りをかけられて死にそうになりました。
そのときの感覚は今でも忘れられません。
それほど強烈な痛みと苦しみだったのです。
畳に仰向けになり、しばらく呼吸ができず、本当に死んだと思いました。
そのときの相手は、ぼくよりも学年が上で背も高く体重もあった人でした。
その全体重が、ぼくの胸に落ちてきたんです。
苦しくないわけがない。
受け身を取ろうが取るまいが、そんなの関係ありません。
ぼくはそれでも受け身がうまかったので事なきを得ましたが、これを柔道を始めたばかりの人がくらったら、このような事件になっていてもおかしくありません。
柔道のケガ
柔道の技で大内刈りというものがあります。
この技でぼくは足の靭帯を伸ばしてしまい、骨にひびが入りました。
小学生6年か中学1年の頃だったように記憶しています。
初めてのギブス体験でした。
画像参照:大内刈 – Wikipedia
この技は一見地味な技ですが、この技でぼくはケガを負ったのです。
この逆もあります。
ぼくが相手選手の鎖骨を折ってしまい、ケガを負わせてしまったこともありました。
骨を折ったことがある人なら分かると思いますが、骨が折れると大きな音がするんです。
ぼくは相手の骨が折れた音をはっきりと聞いて、手を止めたんですが、相手はそれに気づいていないのか、まだぼくに向かってきていました。
このときもぼくとその相手の体格差がありました。
体格差、ぼくの方が大きかったのです。
このことから考えるに体格差があるとどうしてもケガをしやすくなってしまうということです。
他の人もケガをしていたので、そのことも踏まえるとやはり、ケガが起こりやすいパターンは、体格や主に体重差がある場合はとくに注意しなくてはいけないのです。
当時の身近なケガでは、大きい人が、小さい人の足を払っただけで骨折させてしまったということもありました。
画像参照:柔道武道館:送足払|柔道チャンネル
自分が一番骨の折れた音を感じられます。
バキッという大きな音と折れた感覚があります。
ぼくは骨にヒビが入っただけで済みましたが、同時に靭帯も伸びたので完治するのに時間がかかりました。
柔道の大外刈りは、受け身をとっても投げ方が悪いと、相手の体重が全部自分に乗っかってくるため、体重差のある者同士では、とても危険であるということです。
みなさんも夏休みに家族で柔道に励む際には、くれぐれも注意してくださいね。
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