なぜ、いい大人がアイドルにお金をかけるのか?
アイドルブームが続いています。
今なら女性であれば、誰でもアイドルになれる時代です。
歌がうまいのは、ある程度努力すれば、それなりにはなります。
踊りも余程のことがない限り、何度も練習したり、努力でカバーできるでしょう。
でも顔は、どうにもなりません。
そんなアイドルたちに大金を払う大人がいることを皆さんはご存知だろうか?
身近にそういった大人がいるという人は、なぜそんなにハマっているのか気になったことはないだろうか?
アイドルにハマる心理
ハマる理由は人それぞれで様々な要素が組み合わさっていて一概にこれといったものがないようです。
いくつかハマる理由をまとめると
- メディアの影響(何度も目にすることによって好意を抱く心理)
- 応援することが好き(野球やスポーツなどと同じ感覚で応援する)
- 育てるのが好き(動植物や何かを育成していく感覚が好き)
- 疑似恋愛や純愛(性的対象ではなく、純粋な片思い)
- ライブやファン仲間同士の交流が楽しい(アイドル以外の部分)
ざっと並べてみました。
これ以外にも理由はありそうですが、大まかな分類に分けると、このようになるんではないかと思います。
メディアの影響
これは広告と同じで、何度もテレビなどで目にするとそのもの自体に好意をもってしまう心理です。
確かに何度も目にすると気になってしまうことってありますよね。
でもこれは好きになるきっかけにはなりますが、ハマるのとはちょっと違う気がします。
応援するのが好き
人やチームを熱心に応援している人たちがいます。
野球やサッカー、自分が好きなものを応援したい気持ちは誰にでもありますね。
ちなみにぼくは応援することはしません。
応援しても意味ないからです。
応援している人が勝ったりしたらうれしいという感覚は理解できますが、基本的に好きなチームや人がいないので、応援することもありません。
家の母親は熱心な韓流好きです。
どこがいいのか息子として理解に苦しみます。
育てるのが好き
自分が世話をして、すくすくと成長していく過程を見守るのが好きな人もいます。
育成ゲームにハマる心理と同じですね。
子育ての喜びと通じるものがあるのだと思います。
でも自分一人で育てるならまだしも、その他大勢の一人でしかないわけで、たとえ育ったとしても、自分の手から離れていくのが明確にわかっていて育てるのという行為は理解できません。
サボテンでも育てた方が、よっぽどましだと思います。
疑似恋愛や純愛
ぼく個人的にはこれに当てはまる人が大半ではないかと思います。
だって男が男を応援するなら、純粋な応援ですが、男が女を応援している時点でそういった感情がないといったらウソになります。
下心とまではいいませんが、それに似た感情があることは確かでしょう。
ただ、純粋に愛情を注ぎたいと思う対象として、アイドルにハマることはあるだろうと思います。
一方的な叶わぬ恋ですが、恋をすると身体に良いホルモンが分泌されて、若返ったり、病を治したりする効果があることは確かです。
恋愛をしていない人より、恋愛をしている人の方が、いつまでも輝いていることはいうまでもありません。
長生きの秘訣でもあります。
ライブやファン仲間同士の交流が楽しい
これは、アイドルにハマる人の言い訳でしかありません。
仲間同士、もちろん楽しいときもあるでしょう。
でもやっぱりアイドルと握手したり、話しているときの方が楽しいはずです。
これはライブもそうですが、楽しめる人と楽しめない人に分かれる、おまけ的な楽しみですね。
結論は純愛
以上を元にぼくが考え出した「いい歳の大人がアイドルにハマる」結論は
純愛です。
決して振り向いてはくれない、存在。
まさに見返りのない愛そのものです。
家庭や仕事に疲れた大人が、ふとアイドルの歌っている姿を見て、心が癒される。
そんな疲れた大人が多いからこそ、アイドルがブームになっているのです。
日本から疲れた大人がいなくなったとき、アイドルが日本からいなくなるのです。
アイドル=癒し
今の日本は癒しを求めているのだと思います。
しかし、これからも東京をはじめ経済成長を求めるばかりの日本は、決して幸せな国にはなりません。
経済成長など人々の本来の生活には必要ないのです。
必要なのは、癒しのある生活なのです。
あなたの生活には癒しはありますか?
その癒しはなんですか?
子供ですか?
家族ですか?
ペットですか?
癒されるということは、お金がかかることなのかもしれませんね。
あれっちょっと待てよ、そうなると。
もし癒しがお金のかかることだとすると、経済が発展しないことには、癒しの無い人が多くなる、でも経済が発展すると疲れた大人が増える。
堂々巡りですわ、これ。
癒しのある生活をするためには、お金がかかる。
お金を稼ぐと疲れた大人が増える。
どーすりゃいいの。
そうぼくはつぶやきながら、ペンを投げるのである。
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