今邑彩(いまむら あや)の推理小説や短編ドラマが好き
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を知らない人はいないだろう。
えっ
知らないって!?
・・・
それならばこのページに用はないだろう。
来た道へ戻るがいい。
日本人版、アガサ・クリスティといっても過言ではない作家 今邑彩(いまむら あや)。
初め、むらって漢字のところが読めませんでした。
何がアガサ・クリスティなのか?
著書にある「そして誰もいなくなる」があって、それがアガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」っぽいと思うところでしょうが、いやいやそれは引っ掛け、答えは。
「七人の中にいる」なんですよ。
古臭い古典的な吹雪の山荘ものは。
私は無類の古典的な推理小説が好きで、海外のものとかもいろいろ読みました。
ほとんど吹雪の山荘ものしか読みませんが。
吹雪の山荘といってもほんとに山荘が出てくるわけじゃないんですよ。
限られた空間の中で起こる、殺人事件が好きなんです。
とくに連続殺人ものは。
上の文だけ切り取られると誤解を生みそうなので言っておきます!
本の中だけのことですから、安心してください。
けっして危ない人間ではありません!
言えばいうほどあやしくなってきます。
否定すればするほど怪しまれるってヤツですね。
「そうです、私が変なおじさんです。」
あ、 変なおじさんだからっ
さて、冗談はこのへんにして作家今邑彩の何がすごいって?
それは亡くなり方がミステリーなところなんです。
いや、ミステリーというより、いろいろ考えさせられました。
東京都内の自宅マンションで数日誰にも見つからずに病死していたという記事を見た時に、この頃とくに今邑彩ミステリー(人影花など)を読んでいたのでショックでした。
遅咲きの作家さんだったようで会社勤めの後、1989年「卍の殺人」で作家デビュー、私はそのデビュー作「卍の殺人」を初めに読んでこの方を知りました。
作家本人はこの作品の出来を恥ずかしがっていたようですが、私は好きでした。
この本は最後の殺人トリックが頭のいい人なら何となく読んでいてわかる感じです。
ちなみに私は最後までまったくわかりませんでした。
私は推理小説作家になりたいと思っていた時期がありました。
この方のようにサラリーマンから作家一本で食えるようになりたいと。
しかし夢破れて今はブログを書いてます。
夢破れたとは大げさでした、すいません。
ただなれればいいなーくらいの軽いのりだっただけです。
実際一本も書いてないですしね。
やっぱ大学出てないと書けないんですかね?
でも読むのは好きです。
本が小説が嫌いって方にはこれ!
(うちの父親は本が嫌いで釣りの雑誌以外読んでるの見たことありませんでした)
世にも奇妙な物語の「ネカマな男」と「推理タクシー」がおすすめです。
動画なら簡単に観られますからね。
どちらも今邑彩作品です。
最後のトリックの切れ味は群を抜いています。
とくに推理タクシーの結末を当てた方がいたらすごいと思います。
※画像の「少女Aの殺人」は買ってまだ読んでないものです。
だからこれについての感想はまったくありません。
今度読みます。
これからどんどん作品を出して欲しかった数少ない本格推理小説作家だけに残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。
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