働かないニートが全人類には必要な存在だった!

2019年8月7日

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東京MXで脳科学者、認知科学者の苫米地英人氏が働かないアリ問題を解説していたことについて思うこと。

毎回、苫米地博士の解説は一般人には難しく、理解できない用語などが多いんだけど今回はニートの問題をズバッと解決してくれた。

納得も納得。

腑に落ちるとはこのことか。

概要はこうだ、アリゾナ大学の論文で

働きアリの法則でもあるように、

・全体の2割は働かないアリ

・6割のアリは働くアリ

・残りの2割はリーダーシップを取るアリ

簡単に言うと20%が働かないアリで80%が働きアリだってこと

そうなっているのは作業を分担しているということで、20%は休んでいて80%の内の何割かが疲れて動けなくなった時にバトンタッチして働き出すというものらしい。

そうすることで種全体が絶滅してしまわないようにしている。

 

あくまでも仮説だが人間にも言えることで、ニートも人間という種の繁栄には欠かすことのできない役目を負っているということだ。

全員が働く社会は滅亡する。
不妊と働かない集団が重要。

不妊であることも重要であると、言われています。

・不妊であり、自分の遺伝子ではなく、集団の存続のために働く階層の存在。
・常に働かない階層の存在。

詳しく言うと閾値(しきいち)の違いが絶滅を防ぐということ。

掃除を例に出していたが、少し部屋が汚れただけですぐ掃除する人もいればゴミ屋敷のようになっても掃除しない人もいる。

その閾値の違いが多様になることによってさまざまな環境に対応できる種が出来上がるというわけだ。

 

不妊階層の存在と反応閾値の多様性が絶滅を防ぐ
・不妊階層であっても遺伝子は同じ親から来ているので群全体の存在が重要
・不妊個体も繁殖個体を助けて、群を維持
・短期的生産性は全員が働くことが高いが絶滅のリスク
よって働かない階層の存在が重要である。

一億総活躍は、真社会性生物(人間など)には通用しない。

この話の興味は尽きないが、路上生活者や浮浪者の方たちも一見何の生産性もなく役に立っていないようではあるが、種全体レベルでは役に立っているということだろう。

彼らも地球上の酸素が薄くなってきて死にそうになってくると動き出してくるらしい。

そのときが彼らの持てる力をいかんなく発揮するときだ。

 

ニートの話しでこんな話がある。

東日本大震災の時、東北中の引きこもりが部屋から出てきたって話だ。

何年も息子の顔を見ていなかった両親を目の前にして、部屋を出てテキパキと行動したらしい。

そのしっかりとした動きにその両親は驚いたという。

 

話しを戻そう。

以上の仮説について、私の稚拙な説明では伝わらない部分もあるかと思うので詳しく知りたい方は、検索してみてください。

違法性があるかもしれないので動画は載せられませんでした。