黄昏流星群は中高年の恋愛を描いた、まさに希望の星だ

2019年8月7日

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コンビニに置いてあるので知っている人は多いと思うけど、若い人は読んだことがない人が多いのではないだろうか?

この黄昏流星群は、1995年から連載が始まり、現在は、51巻まで刊行されており、今でも続いている。

この作者の弘兼憲史氏は、有名な課長島耕作シリーズの作者でもある。

黄昏流星群は、短編の物語がまとまって1冊になっているので、気軽に読めるところがいい。

多少強引な展開もあるが、もしかしたらそんな奇跡のような恋だって、私の知らないところで日夜起きているのかもしれない。

1990年代はトレンディドラマ全盛期、若い男女が繰り広げる物語が中心だった。

2000年代に入ってドラマ自体ひいてはテレビ自体を見ることが少なくなった。

テレビ離れが起きている。

今まで恋愛マンガといえば青春ものや少女漫画の専売特許みたいなところがあって、とてもおじさんやおばさんの出る幕じゃなかったが、現在は中高年の離婚や不倫などの問題も多くニュースで取り上げられている。

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大人の恋愛マンガ

この漫画は、どこにでもいるおじさんやおばさん、おじいちゃんやおばあちゃんの成熟した恋愛を描いている。

だが、ふと立ち止まって考えてみると、人を好きになることに大人も子供もそんなに違いがあるのだろうか?

初恋と人生最後の恋の違いは、なんだろうか?

昭和~90年代~現在

昭和の名曲、石川ひとみの「まちぶせ」が流れていた頃から時代が変わって、今「まちぶせ」したらストーカー扱いされて警察に突き出されてしまう。

テレホンカードで電話ボックスから連絡して、留守電にメッセージを吹き込んだり、待ち合わせの場所で相手と連絡が取れず、会えなかったり、そんな時代があったことすらもう遠い昔のことのように感じる。

 

今は、24時間ケータイで相手と連絡が取れる。

わざわざ手紙なんか書く必要もない。

便利になった分、何かをなくしていく。

そんな無くした何かを人として忘れたなにかを思い出せる、

そんな漫画だと思う。