マンガでわかるDockerを全部読んだけど本の内容だけでは実用レベルでは使えないことがわかった

2019年8月29日

結論、この本を読んでもDocker(ドッカー)を使って実用レベルで何かアプリをサーバーに公開できる知識は身につかない。

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実用レベルでネットに作ったアプリを公開することの難しさ

マンガでわかるDocker1

https://note.mu/llminatoll/n/n4f419db0effc

誰しもプログラミングを覚えたら自分でアプリを作ってネットに公開したいと思う。私もせっかくpythonやPHPフレームワークの勉強したからネットにアプリを公開したいと思った。WEBアプリはブログのように、いつでも見られて、誰もが使えなければ作った意味がない。しかし最近はプログラミングを覚えるよりもデプロイ(サーバーに公開すること)の方がもしかしたら難しいのではないかと思うようになってきた。よくあるプログラミング(フレームワークでアプリ作成)のことが書かれてある本を読むと、アプリを作ったはいいけど、そのアプリを公開する手順については一切触れられていない場合が多い。たとえ触れられていたとしても実用レベルには程遠いレベルでの公開だったりする(ドメインが予め割り当てられ決められているとか、多人数のアクセスに耐えられないとか)。

マンガでわかるDockerを全部読んだ

マンガでわかるDocker2・開発環境を作ろう編

そういった悩みを解消すべく、今回はダウンロード版の「マンガでわかるDocker1」「マンガでわかるDocker2・開発環境を作ろう編」「マンガでわかるDocker3・AWS編」の全三冊(三冊で2700円)を読んだ。

率直な感想は1と2は非常に良かったと思った。しかし3冊目は残念なことにマンガではなく文字だけの説明だった。説明はチュートリアルで書かれていて、手順通り進めばネットにHello worldの文字を公開するだけのレベルで、自分が作ったアプリを公開する知識については書かれていなかった。「ああ、またか、、、。ブルータスお前もか」と私はさじを投げた。しかも最後の最後でHelloworldを公開することができなかったというオチまでついた(その他は本に書かれていた通りにできたのに最後がどうしてもできなかった)。マンガはとてもわかりやすい説明だったのに最後の3巻で怒涛の詰め込み解説を受け、家電の説明書を読んでいる気分になった。専門用語連発で読む気が失せたがせっかく買ったからと最後までやってみたけど、やった感想は「よくわからないことをやっただけ」という疲労感だけが残った。

3巻の「マンガでわかるDocker3・AWS編」はマンガではない

マンガでわかるDocker3・AWS編

1巻、2巻はいいが3巻は読まなくていいように思った。本を読んでドッカーに付いてドッカーにできることやドッカーについての概念を学ぶには1巻と2巻で十分。ただしドッカーの概念が分かったところでアプリを公開することはできないという使えるようで実践では全く使えない本であるように思った。私は実用に耐えうるレベルでフレームワークを使ったWEBアプリをDockerを使ってサーバーに公開したい。ただそれだけなのだ。壁は想像以上に高い。できれば3巻もマンガで描いて欲しかった。