週3日5時間だけの客室清掃のアルバイトがきつい

たった週3日だがきつい。

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週3日5時間だけの客室清掃のアルバイトがきつい

沖縄に移住してきて半年が経過した。沖縄に来て最初に就いた客室清掃のアルバイトは1週間で辞め、次に勤めた契約社員の仕事は4ヵ月で辞め、無職期間2ヵ月余りを経て、現在はまた別の客室清掃のアルバイトを始めたばかりだ。

 

今の清掃バイトはきつい。体力的にきつい。2日連チャンで続くとかなりきつい。今日がその2日連チャンの日だった。清掃の手順はまず渡された鍵で客室をすべて開けて回る。次にシーツやタオル、ゴミの回収。それからユニットバスの清掃に入る。終わればベットメイキング。最後にテーブルの整理整頓から小物類の補充、ユニットバスのタオルの補充する。私は今、5部屋の清掃で精一杯だ。本当は倍の10部屋以上はこなさなければならないらしい。チーフが途中、何度か来てもっと早くしてくださいと急かす。今日は2連続出勤だったのでベットメイキングに入る前から疲労困憊していた私。本当は疲れてしまいベットで横になりたいのだけどベットで横になることはできない。ベットは人間が横になるために存在しているのである。しかし私はアルバイト、ベットに横になる権利がない。スピード勝負の客室清掃のアルバイトは私に合っていないのかもしれない。思えば私は昔からスピードがなかった。運動神経がないのだ。学生時代、柔道をやっていたが受け身ばかりが上達した。相手を投げ飛ばすよりも投げ飛ばされる方が多かった。そんな私は今ベットメイキングと戦っている。孤独な戦いだ。時給800円。14部屋清掃してやっと時給900円にアップする。私は5部屋で精一杯。台風が来ても休めない時給800円のアルバイト。

 

ベットメイキングで「シーツがピシッとしていない、シーツの引きが甘い」とサブチーフに注意を受けること3回。今日こそは注意されないようにと頑張ってシーツを引っ張る。引っ張ってもシーツがうまくマットレスに入っていかない。シーツがよれる。こっちを引っ張ればあっちがよれる。もういい加減にしろよ。チーフの「浜田さん早くしてください」と急かす声とサブチーフの「シーツの引きが甘い」のセッションが脳裏を何度もリピートする。

 

こんなこともできないのか。私はバイトのおばさんたちがやっていることもできないのか。男として何と情けない事か。甘いのはシーツの引きなのか、それとも私自身なのか。体力の限界でベット脇にへたり込む。私の中で自信という2文字が大きな音を立てて崩れ落ちた。