Pythonでつくるゲーム開発 入門講座 実践編で難解なゲーム開発を学ぶ

ゲーム作りが楽しかった。初心者に理解しやすいように書かれている良書。一昔前のファミコンゲーム作成のプログラミング技術が学べた。

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Pythonでつくるゲーム開発 入門講座 実践編で難解なゲーム開発を学ぶ

Pythonでつくる ゲーム開発 入門講座 実践編
Pythonでつくる ゲーム開発 入門講座 実践編

著者のゲーム業界話コラムも大変興味深く面白かった。久々に良いプログラミング技術書に出会った感じがした。この本は「Pythonでつくる ゲーム開発 入門講座」の続編で、2冊合わせて読むと理解できなかった部分が理解できるようになる。

数学が苦手な人は最後の3Dカーレースのプログラミングで訳がわからなくなるのは仕方ない。本書を読み解くには最低でも高卒程度の数学の前知識が必要なのだ。私は高卒だが通信高校卒なので数学の知識は中二程度で止まっている。何の自慢にもならないが数学の通信簿は5段階評価でいつも2だった。そんな数学嫌いな私はコードを書きながら理解に苦しんだ。一体何を計算しているのか理解できないのだ。それでも諦めずに最後まで挑んだ。

 

欲をいえば、もっと現代風なゲーム制作も学びたかったが、ファミコン時代のゲーム作りを理解できないと今風なゲームは作れないのだと思った。数学が得意な人ならこの本でプログラミングを学ぶのは最高の良書だと思う。私の年齢でゲーム業界に転職することは叶わないが、ゲーム開発を趣味にしてもいいかもしれないと思った。実際に作ったゲームの感想をもらえたら嬉しい限りだろう。こうやってゲームをプログラミングしているのか、ということがわかっただけでも読む価値があると思う。問題はもっと早くにこの本に出会いたかったということだ。できれば20代の内に私が初めてプログラミングに興味を持ったときに、この本が手元にあれば今ごろもっと違った人生を歩んでいたと思う。良い本には違いないが少々出会うのが遅すぎたようだ。