ジョブカードは作る意味ない

2020年7月8日

ジョブカードはいらない。即刻廃止せよ。今日、職業訓練校で就職支援セミナーがあった。正直きつかった。1日中、ジョブカードについて説明され作らされた。

スポンサーリンク

ジョブカードは作る意味ない

コロナ禍の中、教室に40人が三密状態で座らされ、自己理解だのなんだのと1日中、就職支援と称してジョブカードを作らされた。ジョブカードとは職務経歴書のことだ。面接に行く際に、そのジョブカードが必要だと説明された。つまりジョブカードと職務経歴書と履歴書の3通が面接するときに必要だと力説するのである。だが、話を聞いていくとどうやらジョブカードの提出を望んでいる企業は存在しないようで、職務経歴書と履歴書だけで十分だと講師自身が言っていた。なぜならジョブカードに書かれている内容と職務経歴書に書かれている内容はまったく同じだからだ。なら、なぜ何時間もかけて意味のないジョブカードなどを作らなければならないのか。調べてみると、ジョブカードは一度、有用性が低い(効果に疑問符)という理由から民主党時代の事業仕分けで、蓮舫議員に仕分けされた制度なのだ。しかしその後、復活。一度は廃止されたものの再度復活した理由は定かではない。

2010年頃に廃止され、復活した制度を10年経った今でも厚生労働省が普及活動をしているのである。まったく普及しないジョブカードの普及活動をしているのだから笑うのを通り越して呆れてしまった。こんな無駄なことに時間を使わされ、しまいには多額の税金が投入されていると思うとやり切れない思いがある。

役所や官僚の頭の良い人たちの考える制度はことごとく失敗に終わる。頭の良い人間に制度設計はできない。その証明の一つが、住基カードであり、マイナンバーカードであり、ジョブカードなのである。