40才からの絶望

職業訓練校で出会った男。40才、年齢的には私の一つ上。彼とは同じチームで昼飯や帰りに少し話したりしている。

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40才からの絶望

40才以上で特別な資格やこれといったスキルのない人は、長い人生お金の面で苦労することになる。私も同じく資格やこれといったスキルはないので彼と同類項である。彼は20代~30代のとき、主に飲食店の非正規労働者だった。そして今年40歳になり、このままではヤバいことに気づき、プログラミングの職業訓練校に来たのだ。しかしパソコンの基本操作すらできない彼は、職業訓練校を出たとしてもネット関連の仕事にジョブチェンジできないことに薄々気づき始めたようで、最近ではファミレスのアルバイト生活に戻ろうかと言い始めている。彼はできれば結婚して子どもを作りたいと言っていたが、このままでは恐らく不可能だろう。昼飯中にボソッと親の遺産を当てにしているような話もしていたので、もしかしたら一発逆転もあり得るが、親族も狙っていると言っていたので骨肉の争いになるのではないかと思う。


教訓、40才になるまでに資格なりスキルなり身につけて置かないと取り返しのつかないことになる。私も30代に入って本気になり始めたが、それでも時すでに遅しだと実感している。もしかしてこのブログの読者に20代の人がいたなら、悪いことは言わないから食べていける資格かスキルを身につけておくことを強くお勧めする。30代になって取り組んでも厳しい現実が待っている。できることなら20代の内にキャリアを積んでおくことが賢明な判断だと思う。何事も40才からでは並大抵の努力だけでは楽な生活には程遠く、働けど生活は一向に楽にならずのパターンへとはまり込んでしまうのだ。何とかなるだろうと楽観視していると痛い目を見る。少なくとも私もその彼も現在進行形で痛い目を見ている。ケツに火がつき、どうにもこうにもまこっちゃん状態になってから始めたのでは遅いのだ。