食器は多少無理をしてでもいいものを使った方がいい

今まで食器にこだわりはなかった。いつもダイソーか100均で賄っていた。最近までいつも通りダイソーで買ったプラスチック製の安い皿を使っていた。

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食器は多少無理をしてでもいいものを使った方がいい

私は安物買いの銭失いを座右の銘とし、39年間生きてきた。しかしここへ来て、若いときの無理がたたったのか、恥ずかしながら下痢をしてしまう日が多くなった。原因は単なる酒の飲みすぎだが、もしかしたらと思い、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、皿や丼を1000円以上する高価なものに買い替えてみた。なぜならダイソーで買った安い皿や丼が溶け、料理の色移りが激しくなってきたからだ。皿が溶けているということは、つまりその溶けたプラスチックを私は食べてしまったのではないか。だから下痢をしてしまうのではないか。そう推理したわけだ。

結果的には、以前と体調諸々変化なしだが、一つだけ変わったことがあった。それは食器を洗っているときに一番感じる高級食器ならではの軽さと手触りの良さだった。ああ、この食器持った感じすごくいいね。思わず独り言を言いながら皿をフリスビーのように投げたくなる。パスタ料理をのせるとちょっとしたカフェに出てきそうなおしゃれ感も漂う。気分が高揚する。

私は今まで安いものにこそ価値があると思い込んでいたのだ。たかが食器一つで生活がガラッと変わるとは驚いた。本当に価値のあるものは時として、こうして人を感動させることがあるのではないかと思った。