日本はやり直しのできない社会構造。30歳までに国家資格や技術など、手に職を付けていない人はその後の人生で地獄を見ることになる
人生100年時代。最低でも転職を3回は繰り返し生き抜いていかなければならない。今私は39歳、国家資格や際立った技術はない。だから苦労している。
日本はやり直しのできない社会構造。30歳までに国家資格や技術など、手に職を付けていない人はその後の人生で地獄を見ることになる
30歳近い年齢ならもう一度人生を真剣に考え、自分が40代になったとき自分が好きなことを仕事にできているかどうか考えた方がいい。私は人生の見通しが甘かったため、自分が40代になったときは何とかなっているだろうと思っていた。なぜ何とかなっているだろうと甘い考えに陥ってしまったかというと、20代や30代前半のときは、仕事も今と違って沢山あり、何とかなってしまっていたからだ。人間は何事も自分のケツに火が付いてから始めて、他人事ではないと自覚する生き物なのだ。私は長年転職活動を通じて30歳で区切りがあることがわかった。
日本はやり直しのできない社会構造だ。だから一部のエリート以外は一度失業してしまうと、這い上がることに相当苦労する。ほとんどの人がその労苦にやられ、鬱病や精神を狂わせるか、犯罪に走るか、自殺してしまうのだ。特に35歳を超えてくると、もはや手遅れで自分の自助努力だけではどうにもならない問題に直面する。そして人生や社会に絶望するのだ。典型的な例は新卒至上主義であることを見ればわかる。企業は30歳以上の実力のある人を採用したいのではなく、単純に若い人でできるだけ優秀な人材だけを求めているのだ。なので不幸にも情報不足や知能の低さから30歳までに手に職をつけられなかった者は、社会構造から完全に無き者にされてしまうのだ。私は30歳まで、水商売やフーゾク業界で長年働いてきてしまったため、これといった手に職はなく、もう一生、生活の為だけに働かなければならないという地獄を見ているのだ。生活の為に低賃金労働者として生きることがどれほどの屈辱か。これは自業自得ではない。
たとえ今、平穏無事な生活を送れている人でも、いつ何時リストラや交通事故などの不幸に見舞われ、職を失い低賃金労働者として生きることを余儀なくされるようになるかは分からない。私も20代のころ、ずっと遊んで暮らしてきて今があるなら、自業自得だと納得する。だが、10代のころから親元を離れ必死に生活してきたのに、この様である。しかしだからといってすべてに絶望しあきらめてしまうのは悲しい。絶望とあきらめの狭間で今日も生きている。
コメントはこちら
コメント一覧
平蔵が更に拍車をかけた。
匿名さんへ。そうですねー!
ピンバック & トラックバック一覧
[…] ●日本はやり直しのできない社会構造。30歳までに国家資格や技術など、手に職を付けていない人はその後の人生で地獄を見ることになる (昭和56年生まれの生き様日記) […]