エスアイアーの面接が酷すぎた

エスアイアーの面接に行ってきた。SIerの求人とは主にIT、製造、金融関係のシステム開発行うプログラマ求人のことである。

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エスアイアーの面接に行ってきた。内容が酷すぎた

その会社はハローワークのトライアル雇用と呼ばれる制度を使っている企業だった。トライアル雇用とは応募者全員と必ず面接をしなければならない制度で、加えて雇用した場合、雇ってから3ヵ月間は政府から支援金が企業に振り込まれるという恐ろしい制度。なので、実際に聞いた話では、雇って3ヵ月経つとパワハラやいじめを故意に行って自主退職に持ち込む企業が多いと言われている。この制度の本来の目的は、企業サイドが求職者を雇いやすくするためにあるのだが、実際は制度を悪用するブラック企業が多いのだ。


そんな悪魔の制度を使っている企業は沖縄広しと言えど、私が知る限りでは唯一その企業だけだった。私は応募する前に、事前に企業のホームページを調べてみた。するとネットにその企業のホームページが見当たらなかったのだ。今どき、それもIT企業でホームページの無い会社などない。不審に思いながらも、エスアイヤーの内情を知る良い機会になるかもしれないと思い、面接を受けることにした。事実、面接を受けてすぐにヤバイ会社だとわかった。

 

理由はまず面接場所である。

面接場所は何の変哲もないアパートの1室だった。中に入って驚いた。扉を開けると中はたった1畳しかない狭さだったのだ。場所的にたぶん物置だったところを無理やり使っているのだと推測した。頭上にエアコンが付いていたので余計に狭く感じた。小さな机を隔てて、怪しい中国人のような髭を生やした40代の面接官と30分くらい面談した。その内容は一言でいうとエスアイヤーの愚痴だった。途中で、話の内容からして絶対に私を雇う気がないことがわかった。


愚痴の内容は主にエスアイヤーの労働環境についてだった。

派遣型の客先常駐でプロジェクトや派遣先が多いときで3ヵ月に1回変わること。派遣先が変わることで、例えば同じJava言語を使っていても書き方が全く違うことや、そもそも事前に聞かされていた使用言語ではなく、派遣先に行ってみると全く知らないプログラム言語だったりすること(その場合は3日くらいで新しい言語を現場で覚えなければならない)。フレームワークなんて頻繁に変わること。せっかく技術を覚えても、派遣先企業やプロジェクトによって仕様が異なるため、また一から勉強しなければならず、ストレスが半端ないこと(たとえキャリア10年あっても、どんどん技術が新しくなり、プログラムの書き方が変わるため、変化についていくのが大変)、派遣先の人間関係や他プログラマとのコミュニケーションが上手く取れないこと(プログラマには人とまともに話せないなどの変り者が多い)、わからないことを質問しても答えてくれない(質問の仕方があって、それに則ってないとバカ扱いされる)、仕様変更が1日に3回あることもざら(朝、指示されたことが昼には変更され、更に夕方にまた変更されるなど)、他にはエスアイヤーはセキュリティの関係でテレワークが不可能なことなどである。


私はひと通り話を聞いた上で、それでもいいのでお願いしますと言った。東京でも大阪でもどこでもすぐに行きますのでお願いします。給料も一番安くていいのでお願いします。と頭を下げた。私の他にも応募者が30分置きに来ているようで、次の人が待っていることもあり、面接官は忙しそうだった。

始めから終わりまで最悪の会社だと思ったが、エスアイヤーの現状も聞けたので良しである。このブログでもコメントでエスアイヤー業界はやめた方がいいと書き込みがあったので、相当過酷な労働環境なのだろうと思った。

私の気持ちとしてはもう就職はあきらめたいと思う。しばらくは無職で生きるより仕方がない。