産業廃棄物処理の工場派遣は3Kで長時間労働で寮まで遠くて地獄の中の地獄だった

これ以上にきつい仕事はないというくらいに非常にきつい仕事。工場派遣。それもゴミ処理場。

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産業廃棄物処理の工場派遣は3Kで長時間労働で寮まで遠くて地獄の中の地獄だった

朝8時30分、四畳半の独房を出て帰宅は22時を越える。ざっと拘束時間13時間30分。これはまだいい方で初めの2週間だけは残業なしの定時上がり。2週間後からは残業が始まる。私以外の派遣の人は毎日3時間残業で帰宅時間は深夜1時くらいである。帰宅が遅くなる理由は寮から工場までの移動距離が長いこと。実際の労働時間もかなり長時間労働(残業3時間の13時間拘束)なだけにせめて寮くらいは近くに用意して欲しいと思った。


冗談抜きに産業廃棄物処理工場の作業は危険で、事前に破傷風の予防接種を受けさせられる。常に鋭利な鉄筋や針金、釘、陶器の残骸などで手や体を傷つける可能性があるのだ。事実、私も何度も手や足に刺さった。きつい、汚い、危険をすべて兼ね備えた仕事なのである。

ここまできつい仕事だとは思わなかった。想像以上にきつい仕事だった。この仕事をする前に建設現場で雑工をしていた私は、雑工仕事以上にきつくはないだろうと高を括っていた。しかし予想を大きく上回って歴代ナンバーワンと呼べるきつい仕事だと感じた。身体じゅう痛くて仕方ない。たまに死んだら楽になると本気でそう思ってしまう。作業中は少しでも気を抜くと大けがにつながってしまうので常に緊張状態で気が休まらない。

作業をしていると集中力が切れるときがある。一瞬、機械と人間が同一に見える。重機が何台も行きかう中に人間がいる。ベルトコンベヤーに延々と流れてくるゴミを仕分ける人間がいる。機械のできない細かい作業を人間が行う。たとえそれが危険な作業でも。AIが進めばこういった作業も機械に任せられると思う。早くそうなればいい。これは人間のやる仕事ではない。地獄の道は続く。