働くも地獄、休むも地獄の金無し地獄

やっと就職が決まった。しかし、安心は禁物。給料が安いのだ。これでは働けど働けど、ワーキングプア状態から一向に抜け出せない。

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働くも地獄、休むも地獄の金無し地獄

宿命か。それとも天罰か。長きにわたる無職期間を経て、やっとの思いで就職できたはいいが、大手を振って喜べない私がいる。月給18万円。そこから税金を引かれ…。

文句を言える立場でないのは承知の上。この世界では年齢を重ねれば重ねるほど、給料が悪化するシステムになっている。20代~30代前半までは安泰だ。だが、それ以降は生き地獄。平均寿命の80歳まであと40年。正直、長い。あと40年も低賃金労働者として搾取され続け、資本家の奴隷としてひーこら米つきバッタみたいに平身低頭しなければならない。と、考えると死にたくなる。今すぐ快速電車に飛び込みたくなる。日本で流行りの自殺手法だ。沖縄には電車がないので、飛び込みたくても飛び込めないのがせめてもの救いである。

働いて、社会貢献して、日光を浴び、光合成をすれば明るい未来が切り開けるのか。そんなことはない。ただ金さえあれば人は死なないで生きられるのだ。生活保護じゃない。もっと優雅に海外で悠々自適に生活できるくらいの金があれば人は自殺しないのだ。

最近では通帳に記載されている数字の桁数をどうにか増やせないかと思い、銀行の内部システムにハッキングできないかと妄想したりしている。あんなものはただの数字の羅列じゃないか。あんな数字に踊らされて自殺するなどあんまりじゃないか。ちょっと1万円の桁数を二つ増やすだけで、ゼロを二つ下二桁に書き加えるだけで、1万円が100万円になるのだ。でもできない。頭脳の限界である。私の母親は、自慢じゃないが簿記3級を持っており、地元でも有名な商業高校を卒業している。その遺伝子を脈々と受け継ぐ私の頭脳が計算できないほど、労せずして簡単にお金を増やすことは難儀なのだ。

つまりお金を増やさない限り、この世で生きている限り、この低賃金労働という金無し地獄からは抜け出せないことを示唆している。無理を承知で言うが、月給がせめて30万円程度あれば、就職できたことを心底喜び、一家総出で歓喜の舞の一つや二つ見せるのにと思う。最低賃金1500円ではぬるい、最低月給30万。そうすれば確実に犯罪は無くなり、人々は幸せになれるのだ。金がないというのは全ての悪の元凶なのである。