金の無い40歳は本当に肩身が狭くて惨め

晴れて今月から契約社員として就職が決まった。

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金の無い40歳は本当に肩身が狭くて惨め

金の無い40歳は本当に肩身が狭くて惨め

正社員ではないが、やっと契約社員の就職が決まった。仕事内容は指示書通りに、HTMLをちょこちょこ触ってウェブページを作成するだけの仕事だった。私としては本意ではないが、念願のパソコン仕事なので良かった。

ただ本当はプログラミングがやりたかった。でも仕方ない。雇ってくれただけありがたいと思うことにする。仕事内容は自分が本当にやりたいことではないにせよ、HTMLをいじれることは私の今までの勉強が無駄にならずにすんだのだ。

贅沢は言えない。今はただ黙って目の前の仕事に専念するしかない。とは言うものの、20代の頃にも同じように私は兵隊なのだと自分に言い聞かせ、日々、蟹工船さながらの労働に従事していたことを思い出す。私は一生日本のカースト制度の最下層で喘ぐしかないのか。せめて宝くじでも当たってくれたらと思い、先月、希望を胸に数枚購入してみたがカスりもしなかった。バカ野郎!こんなものを買った自分に腹が立った。宝くじは貧乏人から金を吸い取る特殊詐欺なのだ。国家ぐるみで騙されたのだ。そう思うと腸が煮えくり返った。金がないと肩身が狭くなる。仕事でも家庭でも同じく男は惨めである。やりたいこともできず、不自由極まりない。

一応、就職が決まったので仕事用にと財布や革靴、スラックスにワイシャツを何着か新調した。どれも安物ばかりで妥協からの妥協だった。本当ならせっかくなので、もう少し値の張るブランド物などを購入したかったが、あきらめ結局近くのイオンで済ますことにした。

 

私は早く金を貯めて自由になりたいと思った。早く金を貯めて翼が欲しいと思った。自由に空高く飛べる鳥になりたいのだ。もしも宝くじが当たれば、親に遺産があれば、給料が30万以上あれば、私はすぐに自由になれる。今の時代は金さえあれば愛すらも買えるのだ。だから私はつまらない仕事でも一生懸命に自分を殺して、言いたいことも言わずに心を無にしてやるのだ。

金の無い人間が本当の意味で自由になるためには、あきらめるか、死ぬしかない。そのどちらも嫌なら這いつくばって、ほふく前進しながら泥水を舐め、惨めに生きるしかない。もはや悔しくて涙も出ない。貧乏に負けたのか、世間に負けたのか。どこでどう間違ったのか、わからないのだ。