ただ生きる

ブログのコメントに勇気づけられる。私が死んだとき地獄に落ちるか落ちないかで言ったら、たぶん落ちるだろう。

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ただ生きる

衣食住足りて人は初めて死にたくなるという。生きることに理由はない。今、死んでもいいし、明日死んでもいい。犬を飼ってもいいし猫を飼ってもいい。ブログを書いてもいいし書かなくてもいい。私は安酒を飲みながらいつも考える。金があったらな、金さえあったらなと考える。しかしその考えの一切は無駄である。考えるだけ無駄である。

なぜなら考えても金儲けのアイデアは浮かんでこないからだ。堂々巡り。だから別の楽しいことを考えようとする。絶望より希望を選択する。美人よりやれそうな女を選択する。あきらめと妥協。これまで分不相応なことはせず、真面目に生きてきた。40歳、運よく仕事にありつけたはいいが、この先、生きていても良いことよりも悪いことの方が起こりそうな予感しかない。だからもう一杯もう一杯と酒を飲む。酒を飲むとあたまがだんだんとぼーとしてきて、歳のせいかホルモンが無性に食べたくなってくる。夜中に脂っこいものが食べたくなってくる。酷いときには飲みすぎて、次の日気分が悪くなる時がある。そんときにはもう酒はやめようと思う。でも次の日にはまた飲んでいるのだ。

昔話であれだが、私が10代の頃に土木作業員をしていたころ、先輩方によく連れて行ってもらったラーメン屋のホルモン焼きがうまかったのを思い出す。焼けた甘辛い醤油味のどこにでもあるホルモン焼きだった。最近、それとなく家でも同じようなホルモンを買ってきて、同じように焼いてみたが、特別うまくは感じなかった。なぜあの時はあんなにうまかったのだろうか、うまく感じたのか、さっぱりわからない。ただ言えるのは若かったのだ。私にも夢も希望もあった10代が確かにあったのだ。