会社は常識や決まり事が多くて嫌になる

働き出して1ヵ月、仕事にも慣れてきた。

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会社は常識や決まり事が多くて嫌になる

日本は生産性が低いと聞く。納得である。まずメール。いちいち挨拶文を付けなければならない。必要ない言葉をわざわざ書かなければいけない。

今日、会社でスマホを支給された。スマホを支給されてスマホの設定をした。設定が終わったら、次は送られてきた書類にサインして、その画像を写真に撮り、メールで送信した。聞くところによると、そのスマホは休日も四六時中、持ち歩かなければならないとのこと。なぜなら緊急時にかかってくるからだ。私はそれを聞いてちょっと頭にきた。ちょうどやっている業務があって、しかも終業間際だったこともあり、私は面倒なので書類にサインをしてスマホで画像を撮り添付して送った(手順書にはサインした書類を画像に撮って送れと書いてあったから)。

メールを送ったら電話がかかってきた。電話で課長から静かに怒られた。画像を添付するときはメールの本文に「担当者様、うんぬんかんぬん」と書くように言われた。実は課長から電話がかかってくるその間に、メールを送った本社の人や、その課長から何通か返信メールが届いていた。私はそれらに「大変申し訳ございません。うんぬんかんぬん」と返信をした。そしてもう終わったかなと思い退社したら、また課長から電話があった。今すぐ社に戻ってメールを送り直して欲しいと課長は言った。声こそ穏やかだったが、その言葉に静かなる怒りを感じた。「こいつ40にもなってメールの送り方も知らんのか」と言われているように感じた。私は「ああ、知らないよ。覚える気もないね」と心の中で反論した。

現に挨拶文など何も書かなくても、相手(本社の担当者)には私が画像をメールで送ったことが、分かっているのだし(画像には私の名前のサインが書かれてある)、伝わっていれば問題ないのではないか。それをわざわざ「ご担当者様へ、うんぬんかんぬん」などと書かなければダメだという上司に対して、私はうんざりした。

常識の囚われてはいけない。常識など必要ない。決まりなどぶち壊さなければいけない。私は常日頃からそう考えている。そう考えながら常識にがんじがらめになっている自分がいる。日本の生産性が低い理由は無駄なことをやっているからだ。くだらないことに時間を浪費しているのだ。

そしてこれを機に、課長ならびに本社の人間に私は常識のない人間だとレッテルをはられ、正社員になる道は途絶えたのだ。常識なんて糞だ。上層部には冗談の通じない学歴だけ高い、話のつまらない人間ばかりが集まっていてるのだ。どこの会社も同じようなものだ。社畜という奴隷人間たちの集合体。糞の集まりである。

しかし、よくよく考えてみるともっとも未来がないのは私自身ではないか。私こそ糞ではないか。そう思った。日本の生産性が低い理由は、私のような社会常識のない人間がいるからであり、自慰ばかりのくだらない時間を浪費している人間がいるからではないか。生産性の低い人間が全員死んだら生産性は上がるのだろうか。答えは死んでみないと分からない。つまり糞はどうあがいても糞なのである。糞人生から逃れるすべはまだ見つかっていないのだ。