休日に図書館で会社四季報を読む41歳
ゴールデンウイークは暇なので図書館に行って会社四季報を読み漁っていた。
休日に図書館で会社四季報を読む41歳
私はいつも図書館に着くと必ず便意をもよおす性癖がある。なぜか会社四季報を開くとまず一番に便意が来るのである。理由はわからない。私が便意を我慢しながら会社四季報を読むのも日課となりつつある。そしてもう限界ぎりぎりのところまで頑張って、いよいよ肛門が臨界点を迎えたとき四季報を閉じ、何食わぬ顔で便所に向かうのである。これが私の図書館ルーティンである。
まるで広辞苑のような四季報を小一時間も読んでいると集中力が途切れる。会社四季報とは簡単にいうと辞書のような感じなのでマンガのように楽しいものではない。集中力が切れてくると徐々に貧乏ゆすりが始まる。隣席の人が一瞬私の方を見た。視線を感じる。貧乏ゆすりがさらに加速度を増す。隣席の人が咳払いをする。今回は私の負けだ。ときには相手に勝ちを譲るのも紳士としての嗜みである。
今日も安い株が見つかった。すぐに購入したいが資金にそれほど余裕はないので待ちの一手である。つまり金がないのだ。
気のおけない友人と株の話でもしながら酒を飲みたいが、残念ながら私にそんな知的な友人はいない。今の私の友人は会社四季報なのだ。会社四季報だけが孤独を癒してくれる。会社四季報とは男のロマン。会社四季報とは男の夢。会社四季報とは生き様なのである。会社四季報を求め、明日も図書館に行く。男一匹。
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