何もいいことがない

日本に生まれただけで幸せだと人は言う。他人にそう言える人は幸せな人だ。

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何もいいことがない

何もいいことがない

ここだけの話、私は10代のころ殺されかけたことがある。経緯を話すと長くなるため詳細は控えるが間違いなく私は殺されかけた。死ななかったのは私がその場から必死に逃げたからだ。だがもしもあの時逃げないで立ち向かっていれば今とはもう少し違った人生を歩んでいたのではないかと考えるときがある。正確には何度も考えた。何度考えても戻れはしないのだが何度も考える。もしかしたら現在とは全然違った人生だったのかもしれない。などと考える。あのとき男が男を捨てた瞬間、男として大事な何かを失ってしまったのではないか。今のような40代非正規年収200万ではなかったのではないか。

何も良いことがない。毎日酒ばかり呑んでいる。辛うじて仕事には行っている。先日の日曜日に私は去年購入した宝くじを宝くじ売り場に持って行った。理由は万が一があるからだ。しかし結果は…。何もいいことがない。

腐ってばかりいてもしょうがない。今日は一念勃起、スーパーで半額の鯛を一匹まるごと買って醤油で煮た。正確には醤油と泡盛の中にぶち込んだ。やけのやんぱち。結果は部屋がとても生臭くなった。窓を開け換気扇をかけ3時間経ってもまだ臭い。今日も何もいいことがない。