新宿「九州豚骨ラーメン龍の家」のとんこつラーメンは、なぜ行列ができるのか?
東京新宿の小滝橋通り沿いにあるとんこつラーメンとつけめんのお店。
とある夜に行列だったので気になりっており、今回は空いているだろうと思われる昼すぎに突撃してみました!
九州豚骨ラーメン「龍の家」。
なぜこれほどまでに行列ができるのか?その真相を探ってきました。
昼過ぎだというのに店内はカウンター席にお客がずらり、隣のサラリーマンと一つ席を空けて着席する。店員さんの大きな声が響く、店員さんは3人ともかなり若かった。
威勢は良いがちょっと味の方が不安になる。大丈夫か?
無料のピリ辛もやしと高菜と紅ショウガ
そうこうしていると、ぼくの隣にこれまた若いカップルが座った。ちらりと顔を見る。ホスト風のイケメンと小顔のギャルだ。いかにも新宿といった感じがする。
畜生、ぼくの隣はいつも空席だっていうのに、ぼくもこんなイケメンに生まれていれば今ごろきれいな彼女とラーメンを食べながら「この後何する?」なんて言いながら、とくに意味もなくスマホでもいじっていただろうに。こんちきしょう!
着席して思いのほか待ち時間があったので、無料のピリ辛もやしと高菜を食べながら待つ。・・・まだ来ないので、もやしと高菜をお代わりした。ついでに紅ショウガも食べ放題ということでこちらもいただいた。
なぜかわからないが隣の若いカップルのつけ麺の方が先に来た。なぜだ?僕の方があきらかに先に食券を出して注文も通っていた、それに細麺のとんこつラーメンが太麺のつけ麺に出てくる速さで負けるなんて・・・。
わかったぞ!それもこれも人生の勝ち組(きれいな彼女がいるイケメン)と負け組(さえない35歳が一人で来店)の違いだろう。それに働いている従業員も若い女性と若い男性だし、青春を謳歌している風に見えるところが気に入らない。
そんな愚痴が頭を駆け巡る。ふと右隣をみるとサラリーマンたちは揃ってつけ麺を食べているではないか。ということは、お客の中でぼくだけがラーメンを頼んでいる。それはつまりこの龍の家はつけめんがメインでラーメンはおいしくないってことじゃないのか?
ぼくは疑心暗鬼になりながら、今さらつけ麺に変更することもできず、ただ頑としてラーメンを待つのみだった。
やっとのことで来たラーメンを女性の店員さんが熱そうに顔を歪めながら僕の前に置こうとしたので思わず手を伸ばすと、「熱いので」と言ってぼくの手を制止した。その顔は本当に熱そうだった。ラーメン丼ぶりの下に受け皿を入れている店があるが、その意味がよくわかった。
肝心のラーメンは写真の通り、いたって普通のとんこつラーメンだった。
これはしょっぱい!塩辛いとんこつラーメン
個人的にもとんこつラーメンはよく食べるが、これほど塩辛いラーメンを食べたことがない。たまたまなのか?
それでもスープはうまかったので少しは飲んだ。だが作っているとき、スープに魔法の白い粉(化学調味料)を入れているのが見えたのでがっかりした。
チャーシューはおいしかったがこれも味が濃かった。
このしょっぱさは飲んだ後のシメで食べる用なのかもしれないと思った。
いや、そもそも初めからつけ麺を頼んでいればこんなことにはならなかったのではないだろうか。
人生でも選択を間違うととんでもないことになるという教訓をこの一杯のラーメンから学んだ気がした。
とても喉の乾く帰り道だった。
いろんな意味で考えるところがあった龍の家でした。
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