STEM教育で子どもを勝ち組にしようとする親はいいね

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STEM(ステム)教育で我が子を勝ち組技術者、もしくはカリスマ経営者にさせる。というニュースを見た。AIに使われる側からAIを使う側に回れば一生食いっぱぐれることはない。読み方はステムだ。ステマ教育ではないので注意。マじゃなくてムだ。

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STEM教育とは

・Science サイエンス

・Technology テクノロジー

・Engineering エンジニアリング

・Mathematics 数学

 

以上を子どもの内から早期に学ばす教育のこと。要は将来、ロボットを開発したりするエンジニアに育てる教育だね。これからのAI時代を生き抜くために必要なテクノロジーを学ばせるっちゅうこと。

貧乏人のステム教育

残念なことに貧困層の子どもは高い授業料がかかるため教室には通わせてもらえないだろう。ぼくは富裕層もしくは親の仕事がコンピュータ関係でなければSTEM教育は無理だと思う。ぼくが小さい頃、家にはパソコンがなかった、ステムのスの字もなかった。ノーステムだった。ぼくの親父は肉体労働者だった。活字や本を読まない人だったから、当然、家には難しい本は一冊もなかった。ノーブックだった。何度となく引っ越しをした実家は古くてボロかった。家計はいつもノーマネーだった。そして、そろそろフィニッシュしそうなぼくの人生。歩んでいるのか、立ち止まっているのか、後退しているのか、わからない。ただ、髪の毛の生え際だけは年々確実に後退しているのだ。未来を担う子どもたちよ、そのステマだかステゴマだかの上等な教育で早くハゲを治すテクノロジーを開発してくれ。首を長くして待っている。出来上がり次第、お問い合わせからメールで「できた」の3文字を送信してもらえばよい。それだけだ。ぼくはステムチルドレンたちに期待しているのだ。

 

ステマ広告ばっかりのブログの世界にぼくは生きている。テレビだって、最後まで見たら青汁のステマだったなんてこともある。ジジイとババアが、がんばって仕事に精を出す姿を映した映像でチョイと泣かせて、最後に青汁を買わせるアノあこぎな商売。ぼくはノーステマを叫ぶけど、その声は狭い6畳間で切なくこだますだけ。ノーと言えるニッポンジン。でも今回のステムはノーではなく、積極的に親が子どもに教育しなければいけないこと。しかし、そもそも子どもが興味を示さなければ、早急にフィニッシュになる。だから親たちは子どもが興味を持つように仕向けなければいけない。さりげなく。

 

親として一点だけ注意しなければならないことがあるとすれば、パソコンを覚えたばっかりにネット経由で知らないおじさんと出会ってチョメチョメなことにならないようにすることだ。年齢的にもSTEM教育を受けられない35歳のぼくは、そのおじさんにならないように気を付けることしかできないのが歯がゆい。ノーステムでフィニッシュ。