誰かに仕返ししたくなったら文字を書けばいい
拝啓。教師さまへ。
根性論や精神論は古臭い、昭和の香りがしてくる。
汗臭い泥臭い男くさい、部室である。一列に整列させられ端からビンタをくらう。
バシッッ
昔の教師
「なにぃー朝起きられない?ばかやろう!気合が足りない!根性が足りない!」
バシッッ
恐怖で人を管理することを覚えたら、それ一辺倒になってしまいます。表面上は言うことを聞きますが、心のなかでは舌を出していることでしょう。だから人は、怒られないよう顔色を見い見い言われたことだけしかやらない木偶人形になってしまいます。
ぼくの小学中学は1990年代でした。失われた10年とか言われていました。そのころは教師たちが勢いに乗っていた時代。多少の殴る蹴るを生徒にかましたところで誰も文句を言う人はいません。だからやりたい放題に飛び蹴りや竹刀で生徒を叩いたりしていました。
例えば自転車の二人乗りをしていただけで蹴りが飛んできたり。
仕返し
いま思い出しても理不尽なことで叩かれたりしたことを覚えています。だから今日はブログの中で思う存分、やり返してやろうと考えたのです。
ずいぶん陰険な奴だなと思われたことでしょう。過去のことをいつまでもイジイジと、しかも中学のころの話なんて今さらどうすることもできないんだからさ。と、あなたはお思いになるでしょう。そうでしょう。
ならば陰険にではなく、もっと清々しい方法で、スポーツマンシップに乗っとったやり方で正々堂々と仕返がしたい。いや、「仕返し」という単語が出た時点で、陰険なムード満点ではないか。梅雨の時期のじとっとした、ナメクジのような嫌らしさではないだろうか。性格がヌメヌメ、じとじとしていたらモテるはずがありません。ナメクジは女性がもっとも嫌う虫だからです。
ナメクジ野郎
ナメクジ野郎ではだめだ。もっとミントの香りを運ぶ涼風のイメージで書かなければ。
「昔のことはあまり覚えてないな、だって今が楽しいからさ」
こんなセリフをサラッと吐く。イケメン。甘いマスク。
振り返って今のぼくはブログで昔の教師に仕返しをしようとしている、女性がもっとも嫌う虫のナメクジじゃないか。(不確かな情報をネットに書いてはいけません。女性が嫌う虫にナメクジは入っていませんでした)
ぼく=なめくじ
ぼく+ぼく=なめくじ
私+私=なめくじ
文章を書くとデトックス効果があるようで、感情の赴くままに文字を連ねていますと、不思議なことに徐々に徐々に仕返しをしたい気持ちもどこかへ行ってしまいました。きっと今のぼくの息はミントの香りがしているここと存じます。ご自愛ください。
敬具
平成27年2月23日
仕返しを忘れたナメクジより
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