桜がキレイだった代々木公園と弾けて見せてボーイ
桜の季節は出会いと別れの季節。
天気も晴れから曇り、雨へと変化し、ぼくの思い通りにはなりません。桜咲く、ぼくは未だ、つぼみです。アンニュイをぶっ飛ばすため、代々木公園の桜を花見してきました。
代々木公園
大勢の大学生がシートを広げ、バカ騒ぎ。ぼくはそっと横目で睨む。キッ。許そう。花見の席では遠慮はいらぬ。騒いだもん勝ちだ。歌え叫べ踊れ。迷惑という言葉を知らぬへっぽこ共よ。ぼくは心が広いので許そう。サラリーマン皆無。みな一様に若い。エネルギッシュ。いいなーいいなー若いっいいなー。花見客に羨望を投げるぼく。キッ。
わざとらしく、写真の光量を上げています。
花見の若者
音量の壊れたラジオがあっちこっちにいる。若者よ大志を抱け。そしてぼくも仲間に入れておくれ。いや、やっぱりやめておくよ。人には所属するクラスがあるんだ。アッパー層とかマス層とかいうヤツだ。一番上は超富裕層だ。ぼくかい?ぼくはどこの層なのかって聞くのかい?まあ、待つんだ。土足で人の家を荒らすもんじゃない。大人には聞いて良いことと悪いことがあるんだ。よく覚えておいてね。春っていいよね。花見に乾杯。
ぼくは歩いた。大手を振って明治神宮の中を代々木公園の中を原宿から渋谷まで。桜を見ながら黄昏ながら。いいだろう。千里の道も一歩からっていうじゃないか。
途中、大道芸人に遭遇。
UFOみたいな楽器を叩いて音を出してた。SNSに上がってたら、いいね、いいね、いいねって3回くらいはボタン押すよね。演奏はうまかった。ちょっと立ち止まる。靴がおしゃれ。
そのとき渋谷は
突然の雷雨。渋谷の街のシャワータイム。ぼくは雨宿りタイム。
哀しみ降り出す街中が銀色に煙って君だけ消せない。
「最後の雨」の歌詞を思い出す。センチな気分。桜の魔力がぼくをそうさせたんだ。ポエマーの浜田です。苗字だけじゃなしに下の名前が欲しい。ナイーブが過ぎる。キモいわ。自分で自分にツッコミを入れるのにはもう飽きた。つらー。ピン芸人はつらい。
それにしても渋谷はぼくには大きすぎた。まず緑がない。ビルディングとアスファルトと無機質な人間たちのコラボレーション。写真の奥に見える109の赤い看板。109が119に見える。誰か心の救急車を呼んでくれ。
最後に新宿
電光掲示板。画面中央で歌っているのはiri。
iriのWatasiが流れる。いい曲だ。ヘイエガッチュームー、ウウー、ヘイエガッチュームー。ウウー、弾けて見せてボーイ。ウウー、弾けてくだけボーイ。
35歳が曲を聴きながらノリノリで弾けた。
ぼくのセンスの良さが伝わるいい曲だ。こんなナウいミュージックを聴くのさ。ぼくはね。
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